■接続端子別 画質比較 その2  ■TOP  ■TV/モニター画質比較  ■SDとHDの違い

PS2でHiviCastのデモ映像を再生し、MTVX-2004HFで録画。(設定は全デフォルト)

細部まで分かりやすいように2倍に拡大して比較してあります。

 


 

・↓コンポジット接続  

(マウスカーソルを画像の上に載せると、コンポジット接続&TVにYC分離処理がある場合を表示。

YC分離は新しいTVならだいたいついてる画像処理です。)

 

コメント:

画像上あたりの木々の葉で分かりやすいですが、

コンポジット接続では葉っぱの周りに本来存在しない青色のチラチラした色が出てしまっています。

線もぼやけていて、葉っぱがよく判別できません。

コンポジット接続は信号を混ぜて伝送するので、このようなことが常におきてしまいます。

TVにYC分離機能がついていると少しくっきりさがよみがえり、青色のノイズも減りますが、

それでもまだかなり汚い状態です。


 

・↓コンポジット接続&TVにYC分離機能がある場合  

(マウスカーソルを画像の上に載せるとS端子接続での表示)

 

コメント:

YC分離なしのコンポジット接続よりは輪郭線もはっきりし、青色のノイズも減りますが、

S端子と比べるとその画質差は歴然としています。

これが静止画となるとYC分離がうまく機能してS端子と大差はなくなるのですが、

動画では目に見えてS端子のほうがくっきり、色のノイズもなくて綺麗です。


・↓S端子接続  

(マウスカーソルを画像の上に載せるとD端子接続での表示)

 

コメント:

S端子では青色のノイズは消えています。

コンポジットと違い、明るさと色をあらかじめ分けて伝送しているので、

コンポジットのような色のノイズは出ません。

又、コンポジットよりも線がはっきりくっきりとしています。

これはS端子接続でコンポジットよりも信号がにごりにくいことも理由ですが、

それ以外にPS2が中高域帯の信号にシャープネスをかけて送っているためです。(マルチバーストで確認済)

このためD端子よりも細部が一見くっきりみえますが、

無理にくっきりさせているために輪郭線がかなり不自然に強調されています。

おそらく安物TVでも目に見えて綺麗くっきり表示させるために、

このようなシャープネス強調を入れているのだと思います。

 


・↓D端子接続(コンポーネント接続)   

(マウスカーソルを画像の上に載せるとHDMIでの表示。

データを直接PCで読み込むことでHDMI接続の代用としました。)

 

コメント:

S端子より一見くっきり感が少ないように見えますが、実はD端子のほうが細部の細部まで信号を送っています。

S端子ほどのシャープネスはかかっていないのでS端子よりは自然な輪郭です。

それでもHDMIと比べるとシャープネスの強調がはいっていると思われます。

ノイズも少なく、色の純度もS端子よりよいです。


・HDMI接続

(PCで直接データを読み込んでHDMI接続の代用にしました。

マウスカーソルを画像の上に載せると一番汚いコンポジット接続での表示。

このほか、実際のHDMIでの接続はAVマルチ接続のように色が薄くなることもあるかも?)

 

D端子より一見するとぼやけているように見えますがこれで正常です。

ぼやけて見えるといっても、細部がD端子より描かれていないわけでもなく、輪郭の強調もなく自然です。

理論的にはD端子よりも細部の情報を伝えています。

何も足さず何も引かない、データそのままを映している感じです。

ノイズも元データにはいっているもの以外に見うけられません。

 

AVマルチでのRGB接続も輪郭強調がされないと思いますので、このような自然な絵になるはずです。

AVマルチの場合、色の扱い方がD端子と変わってきますので、D端子より色が薄く表示されますが。

(サービスモード等の色の調整で適正に調節する)

好みによっては多少輪郭強調をいれたD端子や、

強めの強調がはいっているS端子のほうを好む方もいるかもしれません。

HDMIでも、いろいろな画像加工をしてから送っている場合は、

ボケのないシャープネスのきいた絵になっているかも。

 

 


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